
子供が生まれると検討し始めるのがジョイントマット。
- 実際、ジョイントマットってどうなの?
- 静電気や足音はどうなの?
- 厚さはどのくらいがいいの?
など、多くの疑問があると思います。
本記事の筆者も購入前は防音性や厚さ、素材など多くのことが気になり時間をかけて調査しました。なんせ、マンションで遊び盛りの子供がおり、ご近所トラブルになって住みづらくなるのも嫌でしたので。。。
ということで、本記事では筆者が使っている厚さ2cmのジョイントマットについて、1年間実際に使ってみた感想やメリット・デメリット等をご紹介します。
目次
ジョイントマットとは?

ポリエチレンなどを素材とする正方形のマットを繋げて使うマットのことです。
ジョイントマットは、クッション性があるため、足音の防音や転倒時の緩衝性、床への傷防止などの効果が期待されます。
ジョイントマットにはコルクボードで使われるコルクを素材としたマットもあり、こちらはややお値段が高めです。
カラーやデザインも多岐にわたり、インターネット通販はもちろん、トイザらスやアカチャンホンポなどの子供関連商品を取り扱うお店やホームセンターなどでも販売されています。
ジョイントマットの厚さはどれを選べばいい?
結論:集合住宅の2階以上に住んでいる場合、防音性から厚手のものがオススメ。戸建てや集合住宅の1階に住んでいる場合は、薄いものでも十分
ジョイントマットの厚さにはさまざまあります。
薄いものだと0.8cm程度のものから、厚いものだと3cmのものまであり、目的によって選ぶことが可能です。
それぞれのメリット・デメリットは下表のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
薄め(1cm程度) | ・安価 ・多くの実店舗で取り扱っている ・ジョイントマットでつまづくリスクが低い | ・防音性、クッション性が心もとない |
厚め(2cm以上) | ・防音性やクッション性が高い | ・価格が高い ・実店舗での取り扱いが少ない ・ジョイントマットでつまづくリスクが高い |
機能面を優先するのであれば厚い方が良いですが、価格やつまづくリスクで言えば薄い方が優れています。
ただし、床への傷防止に関しては、厚さはあまり関係はなく、薄くても十分床を保護できます。
つまり、アパートやマンションの2階以上に住んでいる方は、防音性から厚いものを検討された方が良く、戸建てや集合住宅の1階に住んでいる方は、薄いものでも十分だと思います。
ただ、集合住宅によっては1階であっても子供が走ったりジャンプするだけで隣近所に音が響くことがありますので、居住環境によって選ぶとよいでしょう。
足音や静電気は?
ジョイントマットで子供が走った時の足音は防げる?
結論:ジョイントマットは無いよりあった方がマシ
筆者の感覚として、ジョイントマット(2cm)>カーペットでジョイントマットによる消音効果はあると思います。
どこのご家庭も一緒かもしれませんが、子供はよくリビングを走り回ります。さらには廊下も無意味にダッシュします。無駄に往復してみたり。。
そんな時、やはりジョイントマットを敷いていない廊下よりも、ジョイントマットを敷いているリビングの方が足音は吸収されているように感じます。
ただ、いくらジョイントマットを敷いていても走った時の足音が完全に消えることはありませんので、完全には安心できないのでご注意ください。
子供って歩く時も意外と足音がするものですが、これに関してはジョイントマットでかなり吸収されているように感じます。
ジョイントマットって静電気がすごい?

結論:静電気はほとんど気にならない
購入前、静電気により髪の毛やほこりがマットにくっついて不衛生になるのでは?という懸念がありました。
ですが、実際に購入してみて今のところ静電気はほとんど気になっていません。リビングなどではジョイントマットの上で過ごすことが多く、マットとの摩擦はそれなりにありますが、マットに髪の毛やほこりが吸着して困る!といったことほとんど感じたことがありません。
ちなみに、筆者の家には猫もいますが、細い猫の毛がマットの裏側に静電気でこびりついて・・・といったことも今のところありません。
お掃除ロボットは乗り越えられる?

主要各社のお掃除ロボットが乗り越えられる段差をまとめましたので、参考にしていただければと思います。
- ルンバ(iRobot):~2cm
- ルーロ(Panasonic):~2.5cm
- ダイソン360 Eye(dyson):~2cm
多くのお掃除ロボットが2cm程度の段差であれば乗り越えられる仕様となっています。
筆者の家でもルンバを使っていますが、2cmの厚さであれば問題なく上り下りしています。
ズレない?
筆者の家では、部屋の隅から敷き詰めており、ジョイントマットの上にソファを乗せているため全くズレません。
ズレ防止については、こちらでまとめていますのでご参考にされてみてくださいね。
筆者が選んだジョイントマット(大判・厚手)
さて、筆者の家でもジョイントマットを導入して1年以上が経過しました。
筆者はマンション住まいで階下にも住人がいるため、より防音性が期待される厚さ2cmのマットを選びました。
色は単色(ベージュ)で、LDKのリビング全面と一部のダイニングに敷いています。
上でも述べましたが、厚さ2cmのマットはなかなか店頭に並んでいなく、あっても1枚1枚の面積が小さかったり、値段が高かったりと、納得のいくものと出会えませんでした。
そのため、ネット通販で多くの種類を取り揃えているタンスのゲンさんから購入させていただきました。
ちなみに、この1年のジョイントマットのある生活を総括すると以下のようになります。
【良かった点】
・子供の足音が軽減され、階下への騒音に対する不安が和らいだ
・子供が物を投げたり落としたりしたときの床への損傷を気にしなくて済むようになった
・子供が転んだり、物を落とした時にクッション効果でケガや破損などへの不安が和らいだ
・保温性もあり、冬場もマットの上で問題なく過ごせた
・静電気の影響がほとんどなく掃除も簡単
・猫にとっては爪がいい具合に引っかかるのか、気持ちよく?走っている。フローリングではよく足が滑っていた。
・汚れた部分のマットを取り換えられるので、子供のお漏らしにも寛容になれた(笑)
【いまいちだった点】
・厚さが2cmあるので、子供が段差でつまづく(ただ、転んでもクッション性&防音性があるので、それほど心配しなくて済んでいます)
・猫の爪がよく引っかかるせいか、表面がボロボロ
・子供がマットの端のサイドパーツを外し、ムチのようにして遊ぶ。叩かれると結構痛い。。
総合的には購入して大満足です。
ジョイントマットがあることで子供に対するストレスがある程度軽減されているので、親もガミガミ言わなくて済みますし、子供も伸び伸び?遊べるので、購入してよかったかなと思ってます。
まとめ
床への損傷、足音、子供が転んだり物を落とした時の衝撃緩和などなど、ジョイントマットには多くのメリットがある一方で、部屋の印象が変わったり、導入コストがかかったりとデメリットもあります。
私も部屋の印象が変わることに少し抵抗がありましたが、導入してみると意外と受け入れることができました。
今ジョイントマットをご検討されている方も、まずは小さいエリアから導入してみて、気に入れば徐々に拡大していく方法もアリかと思います。
是非ご夫婦でよく検討されてから購入されることをオススメいたします。